歴史ある美しい廃校が
多世代交流、木育体験の学び舎として蘇る
子どもから大人まで楽しめる
「多世代交流・木育施設」
鳥海山 木のおもちゃ館は、国登録有形文化財であり地域の方に長年愛され、守られ続けてきた「旧鮎川小学校」をそのままの形で残しながら、2018年7月に設立されました。
館内には、地元産の木を使ったおもちゃや大型遊具を設置し、「子どもが楽しむための施設」というだけでなく市内の林業関係者や子育て支援団体の新たな活躍の場として子どもから大人までが楽しめる「多世代交流・木育施設」とすることを目指しています。
地元の木で、地元の人がつくる
館内の内装、家具、おもちゃに使われる木材は、由利本荘市内で伐採されたものを多く使用しています。
それらの材の加工及び施工は、市内の職人の方々に依頼しました。 また建物建設と同時進行で、 由利本荘市オリジナルの木製玩具開発を行いました。 地域の木材・人材によって作られたこの場所は、 子どもたちに楽しみながら木の魅力を伝える「木育空間」としての場所となるだけではなく、 地域材使用の活性化や、 市民の新たな活躍の場として利用いただけます。
地域の文化を伝えていく
郷土資料館の収容品を、新たにこの鳥海山 木のおもちゃ館に移動させ展示しています。
また、展示は郷土資料室のように一室に並べるという訳ではなく、あくまでも施設の一部として館内各所に散りばめるなど、美しく楽しい展示品としてみせる工夫をしています。
ただ見て遊ぶだけではなく、伝承文化に触れ、身近に感じられるような地域に根ざした木育施設です。